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 実をいえば(いや「いわなくても」)自分のゲテもの好きは知られているところなので、編集者からも少々変なデバイスが出てくると、この連載のネタとして「これはどうだ」と振られることになる。そして、今回はというと「電池なしで動くセンサー・システムが発表されたのだけれど?」ときた(CAP-XXのニュースリリース「Perpetuum and CAP-XX Team on Battery-Free Wireless Condition Monitoring」)。米国の「新興」学会で発表があったからだろう。面白そうなゲテものがありそうなので、来年は行ってみたいものだと思うが、まだ行ったことがない。振られた題材は、つれなく「そんなの普通じゃん」と切り返してしまうこともできたのだが、まぁ、いろいろ思うところを述べておくよい機会なのでコメントさせてもらうことにした。

電池不要の無線センサー・システムが必要な背景

 発表されたのは、イギリスとオーストラリアというイギリス連邦の2社による共同開発による無線センサー・システムである。プラントなどにセンサーをちりばめて計測する用途のようだ。無線センサー・システムといいながら、どちらの会社もセンサーの専門会社でもなければ、無線の専門会社でもない。オーストラリアのCAP-XXという会社はスーパー・キャパシタ(電荷を蓄える素子の一種)の製造会社であり、イギリスのPerpetuumという会社が振動から発電する微小発電機のベンチャー企業のようである。つまり、イギリスの会社の微小発電機を使って振動から発電し、スーパー・キャパシタを充電することで、センシングや無線デバイスを駆動するエネルギーを賄おうというものなのだ。この発表の「売り」は、センサーでも無線でもなくて、「電源」の部分なのである。

 しかし、重箱の隅を突っつくようないい方をすれば、ニュースリリースの「電池なし(Battery-Free)」というのは「微妙」な表現だ。確かに1次電池のような化学エネルギーから電力を生み出す「電池」は持たず、力学的なエネルギーから発電するのだけれども、スーパー・キャパシタという「電池」に相当する装置を内部に持っているからだ。まぁ、あまり杓子定規なことはいわないでおこう。

 なじみのない方のために背景を整理しよう。ここで狙っているような対象のあちこちに分散して配置するセンサー・システムの場合、「有線=センシングの結果も必要な電力も有線で送ればよい」という考えは捨てた方がよい。それは、対象物が広大(例えば、ある国とある国の国境地帯数百km2)とか、物理的に配線が張れないとか、コストが掛かりすぎるとか、有線ではやり難い何らかの理由があるのが「普通」だからである。それゆえ「無線でデータを飛ばす」ということが必須であり、かつ、その無線とセンシングのためのエネルギーをどこから持ってくるのか、という電源の問題は常に存在し続けているのだ。

 しかし、そんな「無線によるセンシング」においては、意外かもしれないが、電池がないというのも、そう珍しいものでもない。「トランスポンダ」という技術分野がある。単純にいってしまえば、飛んでくる電波をいったん受けて、それに自分の中のデータを乗せて「返事をする」装置である。これは第2次世界大戦で実用化された技術であるといえば、その古さが分かるだろう(筆者は、現場を目撃できたほど年寄りではないが)。

 多くの場合、トランスポンダはレクティナと呼ぶ読み取り装置が送ってきた電波を整流し、電流に変え、キャパシタに貯めるための装置を内蔵している。ちゃっかり信号電波から信号だけでなく、エネルギーも引き出してしまっているのだ。そして、ここに貯めた電力を「原資」として回路を動かし、必要なデータに応じて、飛んでくる電波に「ぶら下がっている」負荷を変化させる。決して、自分から電波を出すような大変なことはしない。しかし、電波を出している側からすると、微妙に変化を加えられた電波が跳ね返ってくることになり、相手の持っている情報が読み取れる、ということになる。ある意味、2重にちゃっかりしたデバイスである。トランスポンダに貯まった電力(どこにためるかといえば「キャパシタ」なのだが)を使ってセンシングできれば、立派な無線センサー・システムが一丁上がり、ということになる。例えれば、SuicaやPASMOのカードの中にキャパシタとセンサーが入っているイメージだ。

 こういう無線センサー・システムは、「電池がいらない」のだが、センシングし、その結果を送り出せるのは読み取り機にかざしたときだけ、ということになる。不便なようだが、これでも十分に使い道がある。例えば、何か装置やインフラが壊れていないかと、メンテナンスの人が読み取り機を持って回るような用途である。読み取りの頻度が月に1度とか年に1度であるならば、それほど不便ではないだろう。それどころか、橋やビルなどのコンクリートの中に埋め込んでしまう、といった「電池交換不可能」な用途には、電池を持たないトランスポンダは非常に向いている。ただし、送れる電力は微々たるものだから、通信には十分でも、ある程度の電流が欲しいセンシングには不十分ということはままある。そんなときは電池が欲しくなる。

 さらに定常的、頻繁にセンシングして、その結果を通信する必要がある場合には、トランスポンダは向かない。そのような場合、まずは有線をまず考えるだろうが、先ほど述べたようにこの手のシステムは有線に無理があるからの選択であるので、まずは電池を積む、というのが普通の解法である。電池で、センシングと無線通信の両方をまかなう。

 何といっても、電池は素性のよく分かった、かつ扱いやすいエネルギー源であり、その上、大きさの割に発生できる電気エネルギーが大きい。唯一ともいえる欠点が「電池はいつか空になる」というものなのである。「100年持つ電池」があればともかく、普通は「せいぜい数年」といった設計になるので、電池入りのシステムをコンクリートに埋め込んでしまうことはできない。定期的に電池を交換するか、使用期間を決めて使い捨てるしかない。

無線センサー・システムの行く先に超高度管理社会が透けて見える?

 そういった、電池レスの無線センシングと電池付き無線センシングの間を埋める可能性があるのが、今回の発表のような自ら発電するシステムなのである。自ら発電するので、電池付き同様、読み取り装置が近くにいなくても動作でき、また、自分からセンシング結果が送信できる。そのくせ、電池のように「空になる」ことはない。まさに理想的な特性である。

 実はこれも古くからあるカテゴリであり、代表的な発電装置としては太陽電池がある。ほかにも流体の流れがあるような場合では、それで発電するような装置も存在する。そして、最近、いろいろできてきているのが、メカニカルな発電装置である。今回発表のイギリスのPerpetuumの製品もこれで、振動からエネルギーを得るようだ。

 これが意味を持つも持たないも、それが「センシングと無線に十分な電力を得るだけの効率があるかないか」に掛かっているが、1つ考慮に加えられるのが、エネルギーの発生と消費の時間の差を埋められるキャパシタの存在である。つまり、発電機の発生できる電力の瞬間最大値が無線には十分でなくても、長時間の発電量とごく短時間の無線通信やセンシングの総必要電力が釣り合うならば(もちろん損失分はあるが)、その間をキャパシタで取り持てるということである。ある意味、微小発電機とスーパー・キャパシタという今回の発表は絵に描いたようなコラボではあるのだ。ただしビジネス的に成功するもしないも、ほとんどすべては発電装置の性能とコスト、そして「振動」というエネルギー源の適用範囲の広さに掛かっている、といってもよい。

 今回はターゲットがプラント分野らしいし、それはそれでよいだろう。しかし、いつも思うのは、この手のセンシング技術の行く先の「怖さ」である。プラントはよいが、対テロリストやら、警備となってくると、段々きな臭くなってくる。ましてやごく普通の社会に、ごくごく普通にいつの間にかばら撒かれるような状況を考えると、唯でさえ息苦しくなってきている「高度管理社会」がさらに意識狭窄して、「超高度管理」な世界に入ってしまうのではないか、とも思えるのである。「自分も、そのお先棒のいくらかを担いでいるだろう」といわれればそのとおりなのだが……。

■関連リンク

Perpetuum and CAP-XX Team on Battery-Free Wireless Condition Monitoring[英語](CAP-XX)筆者紹介Massa POP Izumida

日本では数少ないx86プロセッサのアーキテクト。某米国半導体メーカーで8bitと16bitの、日本のベンチャー企業でx86互換プロセッサの設計に従事する。その後、出版社の半導体事業部を経て、現在は某半導体メーカーでRISCプロセッサを中心とした開発を行っている。

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法人 口座 ビット コインk8 カジノ 特集:C#プログラマーのためのLINQ超入門Insider.NET

パチスロ 塾長 現在 

「特集:C#プログラマーのためのLINQ超入門」のインデックス

連載目次

 Visual Studio 2008(以下、VS 2008)にはさまざまな新機能が追加されていますが、最大の新機能といえばやはり「LINQ」(「リンク」と読みます)でしょう。

 LINQとは、

Language INtegrated Query

の略で「統合言語クエリ」と訳されますが、もう少し分かりやすくいい換えれば、

言語(C#やVisual Basicなど)のコード内に記述できるクエリ

となります。クエリとは「問い合わせ」です。開発でクエリといえばデータベース検索に使われるSQL文が代表的ですが、LINQではSQL文に似た構文によりクエリを記述し、データベースをはじめ、さまざまな対象から、データの検索や集計、取得などが可能になります。

 LINQによるクエリをコード内に記述できるようにするため、C#やVisual Basicは拡張されバージョン・アップしています。LINQが利用可能な言語は、Visual Studio 2008とともに登場した.NET Framework 3.5に含まれるC# 3.0(以降、単に「C#」)やVisual Basic 2008(=Visual Basic 9.0)です。また.NET Framework 3.5のクラス・ライブラリには、LINQのクエリを実行するのに必要なクラス群が追加されています。

 本稿ではC#プログラマーの方に向けて、LINQを使ううえで最低限必要な知識を分かりやすく解説していきます。これからLINQを学ぼうという方の最初の一歩となれば幸いです。

LINQで記述された問い合わせ

 まずはLINQにより、これまで記述していたデータベースの問い合わせのためのC#のコードがどのように変化するのかを見ていきます。

■ADO.NET+SQL文によるデータベースへの問い合わせ

 .NETでデータベースのクエリというと、これまではADO.NETのフレームワーク(クラス・ライブラリ)を使って行っていました。これは例えば次のようなコードになります。

using System;using System.Data.SqlClient;namespace ConsoleApplication1{ class Program { static void Main(string[] args) { // 接続文字列 string connStr = @" Data Source = .\SQLEXPRESS; AttachDbFilename = |DataDirectory|\NORTHWND.MDF; Integrated Security = True; User Instance = True;"; using (SqlConnection conn = new SqlConnection(connStr)) { // 発行するSQL文 string queryStr = @" SELECT OrderID, EmployeeID, OrderDate, ShipCountry FROM Orders WHERE ShipCountry = ‘Norway’"; SqlCommand command = new SqlCommand(queryStr, conn); conn.Open(); // コネクションのオープン SqlDataReader r = command.ExecuteReader(); // SQL文の実行 // 結果を1レコードずつ取得 while (r.Read()) { Console.WriteLine("{0}, {1}, {2}, {3}", r["OrderID"], r["EmployeeID"], r["OrderDate"], r["ShipCountry"]); } r.Close(); conn.Close(); } Console.ReadLine(); // キーが押されるまで待機 } }}

リスト1 ADO.NETによるデータベースの検索

 このサンプル・プログラムを実行するには、まずVS 2008でコンソール・アプリケーションのプロジェクトを新規作成します。次にサンプルのデータベース・ファイルである「NORTHWND.MDF」をソリューション・エクスプローラのプロジェクト名の部分にドラッグ&ドロップしてください。NORTHWND.MDFの入手については「連載:Visual Studio 2005によるWindowsデータベース・プログラミング 第4回」で解説しています。これによりデータソース構成ウィザードが起動しますが[キャンセル]ボタンをクリックしてキャンセルしてください。そしてリスト1のコードを入力します。

 リスト1のSQL文では、Ordersテーブルから、ShipCountry列の値が「Norway」のレコードを選択し、そのレコードの4つの列の値を取得しています。ADO.NETによるプログラミングに関しては、「連載:ADO.NET基礎講座 第2回 .NETデータ・プロバイダによるデータベースのアクセス Page2」を参照してください。

 リスト1の実行結果は次のようになります。

10387, 1, 1996/12/18 0:00:00, Norway10520, 7, 1997/04/29 0:00:00, Norway10639, 7, 1997/08/20 0:00:00, Norway10831, 3, 1998/01/14 0:00:00, Norway10909, 1, 1998/02/26 0:00:00, Norway11015, 2, 1998/04/10 0:00:00, Norway

リスト1の実行結果

 さて、リスト1で示したコードは、ADO.NETを利用したデータベース・プログラミングの基本的なコードといえますが、SQL文の記述に関しては次のような問題点があります。

SQL文を文字列で記述しなければならず、その構文が正しいかどうかは実行するまで分からない(コンパイル時に構文エラーを検出できない)SQL文の記述時にIntelliSense機能で列名を自動補完できないため不便

 例えばテーブルの列名のスペルを間違ったとしても、それは実行時にSQL文が送信されるまでエラーになりません。LINQはまずこれらの問題を解決してくれます。

LINQによるデータベース/コレクションへの問い合わせ仮想通貨カジノパチンコs 級 ライセンス サッカー

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パチスロ mgm行徳 1のつく日 米Oracleが6月26日発表した同社第4四半期(3~5月期)決算は、売上高は58億2800万ドルで前年同期比20%増、純利益は同23%増の16億400万ドル(1株当たり31セント)だった。

 分野別にみると、ソフトウェア収入は前年同期から19%伸びて47億5300万ドル、サービス収入は同26%増の10億7500万ドルで、いずれも好調。ソフトウェア収入のうち、データベースおよびミドルウェアの新規ライセンス収入は18%増、アプリケーションの新規ライセンス収入は13%増だった。

 通年では、売上高は前年比25%増の180億ドル、純利益は同26%増の43億ドル(1株当たり81セント)だった。

 チャールズ・フィリップス社長は、同社のアプリケーションの新規ライセンス収入が、過去12カ月間で32%増加している一方、ライバルSAPの伸び率は10%程度に鈍化しているとして、「イノベーションと買収とを組み合わせる当社の戦略は、1970年代のプログラム言語を使ってすべてを自社で構築しようとするSAPの戦略を明らかに打ち負かしている」とコメント。一方ラリー・エリソンCEOは、データベース市場について「当社独自のアーキテクチャが、IBMから市場シェアを奪うことを可能にした」としている。

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